「話が脱線してしまう人」の特徴と4つの対処法

ストレスへの対処法
「話が脱線してしまう人」の特徴と4つの対処法
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あなたの周りには、すぐに話を脱線させてしまい、周囲に迷惑をかけてしまう困った人はいませんか?

話が脱線してしまう人

話が脱線すると、「時間を無駄にしている」と感じたり、

「不必要な情報が多すぎて本題が何だったかを見失ってしまう」といったことが起こりがちですよね。

この記事では、そのように「話が脱線してしまう人」にはどんな特徴があり、

「話を脱線させずに話をしてもらうための対処法」を知ることができます。

私自身、話が脱線ばかりする上司にあたってしまい、かなり苦労してきました。

一つのことを聞きたいと思い話しかけると、聞きたかったことについての情報は最初に答えてくれますが、

徐々に本題の内容から枝分かればかりしていき、最後には何の話をしていたかがわからなくなっている...。

といった状況が日常茶飯事でした。

そんな上司の元で3年間仕事をしてきた結果、「話が脱線する人に対してはこう言うふうに対処すればいいんだ」と言う対処法が見つかってきたので、この記事でシェアしたいと思います。

実際私は、この記事に書いてある対処法を実践することで、話を脱線させることなく時間を効率的に使えるようになりました。

私同様に、「話が脱線する人が周囲にいて困っている….」と感じている人に、少しでもお役立てできれば嬉しいなと思います。

話が脱線してしまう人の特徴

話が脱線してしまう人には、こんな特徴があります。

・注意散漫な人

・興奮や興味により熱心になってしまう人

・話題の論理性を捉えることができない人

・過度な情報共有をしたがる人

・コミュニケーションサインを上手く捉えられない人

それぞれ具体的に見ていきましょう。

・注意散漫な人

話が脱線する人は、他の出来事や思考に敏感で、話題が変わるとすぐに注意がそちらに向かってしまう傾向があります。これにより、元の話題から逸れてしまいがちです。

・興奮や興味により熱心になってしまう人

話が脱線する人は、興味を引かれると熱心に話し始めることがあります。新しいトピックや興味深い話題に出会うと、元の話題を忘れてしまうことがあります。

・話題の論理性を捉えることができない人

話が脱線する人は、話題のつながりを見失うことがあります。話を進める際に、論理的なつながりや続きを見つけるのが難しい場合があります。

・過度な情報共有をしたがる人

話が脱線する人は、細かい詳細や個人的なエピソードなどを多く共有する傾向があります。これによって、本筋から外れたり、他の人が興味を失うことがあります。

・コミュニケーションサインを上手く捉えられない人

話が脱線する人は、他の人の反応やコミュニケーションのサインをうまく読み取ることが難しい場合があります。そのため、相手が話題を変えたいと示していることに気づかないことがあります。

話が脱線してしまう人への対処法

話が脱線してしまう人に対しての対処法は、大きく4つあります。

①話持っていく前に、話の軸は何かを明確にしておく

②会話の中で話の軸を常に持っておく

③それって話の軸とはどのように関連してるんでしょうか?と切り出す

④話を元に戻すと…と切り出す

こちらも一つずつ見ていきましょう。

①話を持っていく前に、話の軸は何かを明確にしておく

話の軸を明確にしておく

話が脱線してしまう人と話すためには、事前に話の軸を明確にしておく必要があります。

「何について聞きたいのか」「どんな情報を得られれば、この話題は解決するのか」を明確にしておくことが非常に大切です。

なぜならここを明確にしていないと、「話を終わらせる」ことができなくなってしまうからです。

話が脱線してしまう人は、基本的におしゃべりであり、自分の知識をひけらかしたがります。

そのため、会話の終了時点まで、こちらが会話をコントロールしていく必要があります。

そうしないと、いつまで経っても話を終わらせることはできず、脱線した話を延々と続けられてしまいます。

②会話の中で話の軸を常に持っておく

会話の中で話の軸を常に持っておく

話が脱線してしまう人と会話を進める中で、忘れてはいけないことがあります。

それは、「当初の話の軸は何であったか」ということです。

そんなの当たり前でしょ?と思われるかもしれませんが、話が脱線する人と会話をしていると、話の軸を忘れてしまうことが結構あるんです。

なぜなら、脱線した話ばかり聞かされてしまうから。

本来必要のない情報まで聞かされてしまい、「何について話に行ったんだっけ?」となることは驚くほど多いんです。(私もよくありました。)

そのため、「この会話は、○○について知るために行なっている会話なんだ」と常に自分に言い聞かせ、忘れないようにしましょう。

③「今の話は本題とはどのように関連してるんでしょうか?」と切り出す

「今の話は本題とはどのように関連してるんでしょうか?」と切り出す

「話が脱線してきたなー」と思い始めたら、思い切って「今のお話は○○とはどのように関連しているんでしょうか?」と投げかけてみましょう。

少し勇気のいる問いかけだと思いますが、この言葉を切り出すだけで相手は、

「あ、話が脱線していたな。本題に戻さなきゃ。」

と気がつくことができます。

ただし、言い方には十分気をつけてくださいね。

相手が気持ちよく話しているところに、こちらが無表情で「今のお話は○○とはどのように関連しているんでしょうか?」と聞いてしまうと、相手はどんな気分になるでしょうか?

決していい気持ちはしないですよね。

そのため、あくまでも相手が気分を害さないように下記のような感じで聞いてみましょう。

「すみません頭の整理が追いつかなくなってしまってるんですが、今の話って本題とどのように関連してるんでしたっけ…?」

上記のように、相手が話している内容が脱線しているからわからなくなっているというのは態度に出さず、

あくまでも「自分が悪いのですが…。」というスタンスで伝えるようにしましょう。

めんどくさいのは重々承知してますが、今後の社内での立ち振る舞いを考えると、揉めないように伝えるのがベターです。(サラリーマンの辛いところですが…)

④「話を本題に戻すと…」と切り出す

「話を本題に戻すと…」と切り出す

話が脱線してきた人に対して、「話を本題に戻すと…」と伝えることも効果的な対処法です。

こちらも③の対処法に近いのですが、この言葉を切り出すだけで相手は、

「あ、本題じゃないことで話をしてしまっていたんだ。」

と、自分の話していたことが本題から離れてしまっていたことに気がつくことができます。

ただし、③同様こちらの対処法も伝え方に十分気をつけましょう。

例えば、下記のような感じで伝えるとベターです。

「すみません、つい△△さんの話が面白くて本題とは異なる方向に話を誘導しちゃってたんですが、時間をたくさんもらっちゃったのでそろそろ本題に戻しますね。」

上記のような形で、相手が悪いのではなく「自分が悪い」というスタンスで伝えましょう。

自分を変えることは簡単ですが、他人を変えることは本当に難しいです。

そのため、他人に変化を求めるのではなく、自分が変化することで対処していきましょう。

対処法を実践する上で注意すべきこと

話が脱線してしまう人への対処法として4つお伝えしてきました、対処法を実践する上で注意しなければならないことが3つあります。

・機嫌を損ねないようにすること
・あくまで気持ちよく話をさせてあげること
・決してその人をどうにかしようとしてはいけない

こちらも一つずつ見ていきましょう。

・機嫌を損ねないようにすること

話が脱線しているからといって、相手のことを考えずに強引に話を本題に戻そうとするのは危険です。

なぜなら相手の機嫌を損ねてしまう可能性があるから。

相手の機嫌を損ねてしまい、あなたと相手との関係性が悪化してしまうと、

あることないこと吹聴されてしまい、あなたの社内での信用に関わってきます。

「△△さんとは仕事がしづらい」というレッテルを貼られてしまうと、そのレッテルを剥がすのには大変な労力が必要になってしまいます。

そのため、相手の機嫌を損ねないように十分配慮しつつ、話が脱線してしまう人に対処していきましょう。

・あくまで気持ちよく話をさせてあげること

話が脱線してしまう人は、おしゃべりが好きで、自分の知識を披露したがる人が多い傾向にあります。

そのため、話の腰を折られることを非常に嫌がります。

あくまでも相手の話は興味津々で聞いているというスタンスを示し、気持ちよく話してもらうことを意識しましょう。

・決してその人をどうにかしようとしてはいけない

この記事でお話ししている、「話が脱線してしまう人に対しての対処法」は相手に変化を求めるものではありません。

すべて「自分の行動を変化させて対処する方法」としてご紹介しています。

なぜなら、

自分を変えることは簡単ですが、他人を変えることは本当に難しいからです。

そのため、他人に変化を求めるのではなく、自分が変化することで対処していきましょう。

まとめ

話が脱線してしまう人の特徴と対処法について述べてきましたが、

最も大事なことは、

相手を自分の手のひらの上で転がすこと」

です。

本心では、「また話が脱線し始めた…」「この話、本題と関連性ないじゃん…」と思うでしょうが、今後の仕事の進めやすさを考えて、ご自身の気持ちは押し殺すことをおすすめします。

ここで表情や態度に出してしまうと、「話を聞く気のないやつ」「めんどくさいやつ」認定されてしまい、その後の仕事に支障をきたす可能性があります。

脱線した話も「めちゃくちゃ参考になります!」というスタンスで話を聞いてあげましょう。

要は、自分の手のひらの上で、その人が転がりたいように転がしてあげましょう。

この記事を読んだあなたが、対処法を実践しよりストレスなく効率的に仕事を進められるようになることを、心から応援しています。

Last Updated on 2023年7月24日 by ひらや

著者プロフィール

社会人7年目のサラリーマンです。管理職経験もしばしば。
東証1部上場企業在職。経験職種は人事・営業・マーケ。
延べ1,000人以上に研修をしてきた経験から、「育成」をメインにお話していきます。
私自身が苦労してきた経験をもとに、皆さんの社会人生活が少しでも楽になるような情報をお伝えしていきます。

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