飲み会を断るのは悪いことではありません
社会人になると、同僚や上司との飲み会に誘われる機会が増えます。ですが、体調や予定、金銭的な理由などから「行きたくない」と思うこともあるはずです。
そんなとき、「断ったら印象が悪くなるのでは?」「人間関係に支障が出たらどうしよう」と悩む人も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、飲み会を断ること自体は決して悪いことではありません。問題なのは、その伝え方にあります。上手に断ることで、相手との関係を壊さずに自分の時間を守ることができます。
飲み会を断るべき理由があるなら無理をしないことが大切
まず、飲み会に行きたくない理由がはっきりしている場合は、自分の気持ちを尊重することが大切です。以下のような理由があれば、無理をせず断るべきです。
- 体調が悪い
- 家族や友人との予定がある
- お酒が飲めない・苦手
- 金銭的に厳しい
- 一人の時間を大切にしたい
これらの理由はすべて正当なものであり、無理をして参加することでストレスが溜まったり、翌日のパフォーマンスに悪影響が出ることもあります。
角が立たない飲み会の断り方10選
相手との関係を保ちつつ、上手に断るためのフレーズをいくつか紹介します。
- 「申し訳ありません、今日は体調が優れなくてお休みさせてください」
- 「以前から入っている予定がありまして、今回は見送らせていただきます」
- 「今月は予定が立て込んでいて、少し余裕がなくて…今回は見送らせてください」
- 「家族の用事がありまして、申し訳ありません」
- 「最近お酒を控えていまして…飲み会は遠慮させてください」
- 「翌日に大事な予定があるので、今日は早く休ませてください」
- 「少し疲れが溜まっていて、リフレッシュの時間に使いたいんです」
- 「前から予定していた用事がありまして、今回は参加が難しいです」
- 「実は人混みが少し苦手で…また少人数のときにぜひ」
- 「今回は辞退しますが、また誘っていただけると嬉しいです」
ポイントは「断りつつも、相手への感謝や今後の機会に前向きな姿勢を見せること」です。
嘘をつかず、正直に断るほうが信頼されます
飲み会を断るときに「適当に理由をつけよう」と思うこともありますが、できるだけ正直な理由で伝えることをおすすめします。
なぜなら、後から嘘がバレた場合に信頼関係が崩れるリスクがあるからです。
もちろん、全てを正直に話す必要はありません。伝え方を少し工夫することで、誠実さを保ちながら配慮ある対応が可能になります。
例えば、「一人の時間を大切にしたい」と感じている場合は「最近少し疲れがたまっていて、ゆっくりしたい日なんです」と伝えるなど、相手に不快感を与えない言い回しが効果的です。
どうしても断りづらいときの対処法
上司や取引先など、どうしても断りづらい相手からの誘いもあるかもしれません。そんなときは、以下の方法を使って負担を減らしましょう。
- 一次会だけ参加して早めに帰る
- ソフトドリンクで乗り切る
- 別日に個別でお礼や挨拶をする
- 「行けるときには参加します」と柔らかく伝える
すべての飲み会に参加しなくても、人間関係は築けます。無理のない範囲で、自分のペースを大切にしてください。
断ったあとのフォローも大事です
断ったあとに「断りっぱなし」になると、相手との距離が広がる可能性があります。そこで、断ったあとのフォローも忘れずに行いましょう。
例えば、
- 翌日「昨日はありがとうございました。盛り上がったみたいですね」と話題にする
- 「また誘ってくださいね」と一言添える
- 何か差し入れやお礼を伝える
このようにフォローすることで、印象が悪くなるどころか、気配りができる人として評価される可能性もあります。
飲み会を断るのは「自分を守るための選択」
社会人にとって、人付き合いは大切ですが、それ以上に大切なのが「自分の心身の健康」や「時間の使い方」です。
飲み会にすべて付き合っていたら、時間も体力もお金も足りません。
無理をせず、必要なときには断る勇気を持つことが、より良い人間関係を築く第一歩になります。
Last Updated on 2025年6月13日 by ひらや